太陽光発電システムを家庭に導入するときには、ソーラーパネルやパワーコンディショナーといった主要機器の選択や比較を行う人は多いのですが、ケーブルについてはあまり深く考えずに業者任せといったケースが多いようです。
ケーブルは発電した電力を送電するためのものではありますが、内部の抵抗値に応じて送電可能な電力量にも変化がある、内部抵抗が大きなものを使うと発電した電力からわずかではあるものの損失が起きてしまいます。
そのため、ソーラーパネルやパワーコンディショナーだけでなくケーブルも太陽光発電システムの品質を左右するものであることを覚えておくと良いでしょう。ケーブルはソーラーパネル1台につき1本が必要になりますが、1本といっても直流電源はプラスとマイナスの2本の線が必要になるため厳密には1組です。屋根の上に登って自ら取り付けなどを行う人は少ないかと思われますが、仮に自分で取り付けを行うときには、プラスとマイナスの極性を正しく接続するなどの基本的な注意点があります。ソーラーパネルは直流電源を作り出す装置ですから、プラスとマイナスの2つの電極があり、ここにケーブルの先端についているソケットを挿入して固定する、これだけで電力を取り出すことが可能になります。
数台のソーラーパネルを設置すると同時に、配線も屋根の上を引き回されることになりますが、引き回しを終えた後には結束バンドを使って束ねてあげる、屋根に上にしっかりと固定させれば完了です。