失敗しないための結束バンド
2020年4月6日

ケーブルが受ける塩害

塩害は、塩によって引き起こされる物質の劣化による何らの被害のことです。

塩は触れることで物質を変化させるもので、特に金属類には錆という形で顕著にあらわれるものです。また樹脂についてもダメージを与えるものであり、何らかの被害を受けることがあります。塩害は主に海沿いの地域で発生するもので、風によって海水が運ばれることで起こるものです。被害の範囲はその時の気象条件によって変わりますが、場合によっては内陸部数キロにまでその範囲が及びます。それに塩分が付着してすぐに被害があらわれるものではなく時間が経過してから現れることも珍しくはありません。屋外に設置するケーブルについても同様に塩害を受けます。ケーブルといってもさまざまな種類がありますが、金属および樹脂で作られているもので塩に触れることで劣化します。

樹脂は金属と比べると、顕著にあらわれるものではありませんが、時間が経過してひび割れを起こし、そこから塩分が入り込むことで内部の金属を腐食させます。また接続場所など露出している部分から被害を受けることがあるものです。電気ケーブルの場合には漏電の原因となり、最悪では火災の元になります。通信ケーブルであれば通信障害の原因となっていますものです。塩害を受ける可能性がある地域では、塩害対策がされたケーブルを利用するか、保護材を用いることが被害を防ぐ上で欠かせませんし、定期的な点検も被害を防止する観点から有益な方法になります。

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