失敗しないための結束バンド
2020年4月3日

沿岸部で使用するための劣化しにくいケーブル

太陽光発電のための電線ケーブルや衛星アンテナのための配線ダクトなど、屋外向けの配線は耐候性と耐水性の高さが求められます。

一年中風雨にさらされることに加え太陽からの紫外線を浴び、寒冷地では降雪に耐えなければならないからです。季節以外にも土地によって求められる耐久性は上がり海に近い沿岸部では潮風による塩害、豪雪地帯では塩化カルシウムなどの融雪剤や凍結防止剤の成分にも劣化しないような耐薬性のある素材でなければなりません。天候や雨水により配線ケーブルが変形をすると、そこから亀裂が入り雨が浸食したり感電や漏電の恐れにつながります。

電線やケーブルのみならず、それらをまとめる配線ダクトなども耐久性の高いものを選ぶことも肝心です。素材の基準として国際電気標準会議や日本工業規格では、電気機器関連に水の浸入に対する保護等級を8段階で定めています。その基準による等級7は水中への浸漬に対する保護として、規定の圧力や時間で水中に浸漬しても有害な影響を受けない防浸型です。

耐塵型でありかつこの等級7に合格した防水性の素材は防水型IP67と呼ばれ、寒冷地や沿岸部などの特別な気候の屋外でも劣化しにくい沿岸ケーブルというお墨付きになります。沿岸部では特に塩害に特化したシリコンゴムや耐油耐熱難燃柔軟性ビニールシース材、黒色架橋ポリエチレンなどの素材の配線が合っており、加えて耐光性と耐薬品性と耐摩耗性に優れた素材が好評です。

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