失敗しないための結束バンド
2020年4月9日

配線ケーブルは融雪剤からもダメージを受ける

屋外で配線工事を行う場合には、設置する配線ケーブルが雨風や太陽光に晒されることを十分に考えたうえで、その自然環境にも耐えることができるような材質の物を選んで使用することが必要になります。

配線ケーブルは電気を通す物だけに雨水対策が必要であることや、太陽光に含まれる紫外線が人の肌や髪の毛など以外にも様々な物にダメージを与えるため紫外線対策が必要であることは多くの方が理解されているはずです。そのため、多くの方は屋外で配線工事で使用する配線ケーブルは、雨水や紫外線に強い材質の物であれば問題なく使用することができると考えていると思います。しかし、沿岸部や融雪剤を頻繁に使用するような寒冷地など限られた地域では、塩害が起きることも考慮しなければならないのです。

ただ、配線工事を行う場所が沿岸部の場合には、潮風によって海の塩分が運ばれてくることは容易に想像がつくはずなので素材選びを間違う可能性は低いと思うのですが、融雪剤を頻繁に使用するような寒冷地で塩害が起きやすいことを知っている方はそれほど多くはないと思います。これは融雪剤に含まれている塩化カルシウムが原因となって起きる塩害なのですが、このことを知らなければ塩害に強い配線ケーブルを選択することはできません。ですから、寒冷地など融雪剤を頻繁に使用するような地域の屋外で配線工事を行う際には、雨水や紫外線に強いだけではなく塩害にも強い材質の配線ケーブルを選んで使用することが大切です。

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