失敗しないための結束バンド
2020年7月15日

暖房器具向けの配線ダクトとは

家電を使用するためには、必ず電気が必要です。

器具の電源ケーブルをコンセントに差し込んで電力を供給するわけですが、家電の数が増えると必然的にケーブルの本数も増えてしまうものです。昨今では生活必需品はすべて家電となっている時代であり、一般家庭でも10個以上の家電製品があるのは不思議ではありません。これらの電源ケーブルを見栄えよくすっきりと片付けるには、配線ダクトを用います。配線ダクトを新しく室内に設けるには、外付け工法という形で壁や床にダクトを取り付ける方法をとります。約4cm幅のレール状のダクト内に電源ケーブルを収納していくのですが、暖房機器のケーブルを収納する際は「ULタイプ」の配線ダクトをしようしなくてはいけません。

暖房器具の場合、約1000Wの電力を使用するため他の家電よりもケーブル全体に熱を帯びる性質があります。このケーブルを通常のダクト内に収納すると、熱によってダクトが変形したり溶ける恐れがあるので注意しなくてはいけません。通常の配線ダクトは塩化ビニール製のものですが、「ULタイプ」は特殊合成ポリマー素材で非常に耐熱性に長けています。もともとは屋外の寒暖差の激しい場所や、製鉄所等の高温になる環境下で使用されていたものですが、家庭用の暖房器具のケーブルを収納するのにも役立っている配線ダクトです。電気工事会社等でダクトの設置を依頼する際は必ず備えるダクトの種類を尋ねられるので、暖房器具のケーブルを収納する箇所は「ULタイプ」を選ぶようにしましょう。

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