失敗しないための結束バンド
2020年7月9日

電気ラインを備えた配線ダクトの概要

会社や公共施設・学校など、たくさんのOA機器を備えてる場所だと、それら機器の電源ケーブルを床や壁の中に収納する配線ダクトが備わっています。

床等にケーブルが散乱することもなく、室内の景観も美しく保つことが可能です。配線ダクトには外付け工法と隠ぺい工法という2種類の製品がありますが、このうちの隠ぺい工法タイプであればさらに「電気ライン」を備えたものも存在します。「電気ライン」とは文字通り配電用の電線が組み込まれたもので、通常は1500Wまでの電流を配線ダクト内で通電させることが可能です。一般的な配線ダクトは電気ケーブルを収納することに主軸を置いてます。そのため各機器の電源ケーブルをコンセントに差し込まないと電力を供給できません。

ところが電気ラインを備えたダクトであれば、内部に備わっているコネクタに直接ケーブルを差し込めば電気を得られます。これによりテーブルタップや延長コードを使用する必要がないので、より一層室内から電気ケーブルの数を減らすことが可能です。この電気ラインを備えた配線ダクトは、カフェやホテルの客室・結婚式場など室内景観を重要視する施設に向いているものです。設置をする際は必ず隠ぺい工法の工事が必要なので、建物を新築するときか改修工事の際に設けるのが望ましいでしょう。電気ラインの個数は自由に決められますが、必ず1500Wまでと使用電力上限が決まっているのでこの範囲内で決める必要があります。

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