失敗しないための結束バンド
2020年6月21日

ケーブルに起きる塩害の被害内容

屋外には多くのケーブルが設置されていて、代表的なのは電気を運ぶ電線や電話回線などです。

これらは離れた場所にある利用者に対して提供されているサービスを供給するために必要であり、技術の進歩によってその形態は変化していますが、現在でも多くの配線を見ることができます。ケーブルは屋外に配備されることが多く、屋内に無い部分では当然に自然環境からの影響を受けています。代表的なのは風雨や雪などですが、これが海岸付近に設置されていると塩害という被害も受けることになるでしょう。塩害とは海に含まれている塩分が風などによって飛ばされ、この塩分が人工物に付着することで腐食といった現象を引き起こすものを言います。

ケーブルが塩害を受けてもすぐに被害を受けるわけではなく、露出している外皮の樹脂によってある程度は腐食が防がれます。ただし、この樹脂はいつまでもその状態が維持できるわけではなく、時間の経過に伴って状態が劣化してしまうため、放置していればいずれは内部が腐食して断線する可能性が高くなっています。この被害を防御するには塩分を払拭するしかなく、簡単には解決できない問題です。

現段階で使用されているケーブルは塩害の対策で腐食しにくい材質を使ったり、別の保護するための部材を使う場合もあります。塩分による被害は海岸付近以外でも海水が蒸発することで周囲にも影響を発生してしまうため、海岸近くでなくてもケーブルを設置する場合には、塩害について考慮して適切な方法を使うことが求められていると言えるでしょう。

Tagged on:

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *