失敗しないための結束バンド
2020年6月6日

紫外線に対して強い耐久性を持つ結束バンドの特徴

結束バンドというと、昨今では生活用品または文房具と思われている方が大勢います。

それは一般家庭にも広く普及しているアイテムであり、多用途に使われているからです。この結束バンドは日本生まれのアイデア商品のひとつで、本来は電気工事の際に複数の配線を束ねるために開発されました。ポリ塩化ビニール製の幅2cmのバンドで、裏面に備わっている凹凸が噛み合うことで一度締めたら緩まないというのが特徴です。この特性が注目されることとなり、掲示板の固定やフックとして使用される方もいます。

2000年以降になると、太陽光パネルの連結にも結束バンドが用いられるようになりました。太陽光パネルの場合は常時屋外で設置するものなので、紫外線に対して強い耐久性を有した素材で作る必要があります。

一般的なバンドの場合はポリ塩化ビニールなので紫外線に弱くて1年程度で割れてしまうのですが、この弱点を補っているのがナイロン入り合成樹脂タイプ結束バンドです。ナイロン12という銅を含ませたナイロン糸と合成樹脂材で作られている結束バンドで、紫外線を浴び続けたとしても約21年間は劣化しない製品となっています。太陽光パネルの固定用に用いられるバンドで、幅5~10cmと一般的な製品よりも太いのが特徴です。耐候性もあり、沿岸部などで用いることもできます。1本あたり約250円と価格は高くなりますが、それに見合っただけの機能を有しているものであるといえます。

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