失敗しないための結束バンド
2020年6月3日

屋外で使う結束バンドは耐候性に優れた素材のものを

結束バンドは、電気工事などの際によく使われる製品です。

電源ケーブルの配線を行う場合、複数のケーブルをそのままダクトの中などに通すと途中で垂れ下がったり絡まったりして、断線などの事故が起こりやすくなります。

しかし結束バンドを使ってひとまとめに束ねておけば、ケーブルが散らばるのを防げるだけでなく、ケーブルを扱いやすくすることで迅速に工事を進められるようになります。従来、このような作業を行う時は結束紐という材料が使われていましたが、耐久性に難があるという課題がありました。これに対し、結束バンドは耐久性に優れているため、長期にわたって配線を固定しておくことができます。

また、一度縛り上げると簡単には元に戻らないような構造になっているため、紐のように徐々に弛んでしまうこともありません。結束バンドの素材にはさまざまな種類がありますが、大半を占めるのは合成樹脂です。ナイロンのほか、ポリプロピレンやフッ素なども使われています。使われる場所によって、素材も異なります。たとえば屋外で使用する場合は、耐候性ナイロン66と呼ばれる素材がよく用いられます。耐候性ナイロン66は、温度や湿度の変化に強い性質を持つ素材です。耐久性にも優れ、通常のナイロン66の予測寿命が1~2年であるのに対して、7~9年程度の寿命を有します。太陽光発電装置など、直射日光にさらされる環境では、さらに高い温度下でも劣化しにくい耐候性ポリプロピレンという素材がよく使われます。
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