失敗しないための結束バンド
2020年4月18日

塩化カルシウムの塩害に強いケーブルが必要

雪の多い地域で使用される凍結防止剤の主な原料は、「塩化カルシウム」になります。

水がたとえ0℃以下になっても塩化カルシウムが水に溶けこむことで、凝固点を下げるからです。道路の凍結を防ぐには、凍結防止剤を路面にまいておくのが効果があります。凍結温度を下げて凍りにくくすることを目的にしているのが凍結防止剤です。また、「融雪剤」は、熱を利用して雪を溶かすもので「塩化カルシウム」が含まれています。原料になる「塩化カルシウム」は、海岸で多い塩害の原因となる物質です。塩害は特に金属類を錆びさせる被害をもたらすことでも知られています。塩害の対象になる代表的なケーブルは、電線や配線に用いるものです。

ケーブルをまとめるプルボックスやケーブルラックに塩害を発生させることもあります。塩分自体が電気を通しやすい性質を持っており、絶縁部に塩分が付着することもあり漏電の可能性もありえますし、もろくなってしまうことも考えられます。漏電が起きてしまうと、最悪の場合電気の供給が停止してしまうこともあります。被膜へのダメージを受けることが多く、導電体が露出した状態になると危険です。「塩化カルシウム」で凍結防止剤や融雪剤を使用する場所でケーブルを保管する場合には、塩害を考えた保管方法が大事になってきます。塩害の予想される地域では、電気設備に対策を実施することが必要になります。ケーブルにも耐塩性の強い皮膜や塗装が施されたり、まとめる素材にも塩害に強いものが使用されているのです。

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